本日の中国新聞朝刊に、動員不振に関する記事が載りました。
先日の楽天戦を終えた時点、今季22試合目を終えた時点での昨年との比較数値。
このブログでも紹介してる数字ですが、22.6%の減少。
これに対して、営業本部長とオーナーのコメントも掲載されています。
営業本部長
『今季は試合日程が厳しい年。特に、5月のゴールデンウィークに主催試合がないことも響いた。』
『新球場効果も薄れ、旧市民球場時代の数字に近づいてきている。どこかで歯止めをかけたい。』
オーナー
『ファンに飽きられないためにも、今後も楽しんでもらえる球場づくりを続けていく。』
そして、ファンは。
『球場に目新しさがなくなった。また来ようと思わせるイベントが必要。』
応援団長
『低迷が原因。成績に関係なくお客さんが来てくれるのは3年目まで。』
それぞれのコメントをどう感じますか?
まあ、球団関係の張本人が、全く本質を突いていないところに、こちらとしては最大の危機感を感じますがw
日程の問題とか、ファンに飽きられないよう云々とか、本気でそれが一番の問題だと思っているとしたら、
この球場は、一生うかばれないでしょうね。
話に出てきた、旧球場時代に近づいてきた ということですが、
こちらのブログでも4月の段階で書いたことがあります。
冷静に分析してみると、
旧球場時代は、設備の老朽化や狭いスタンド、交通の便が悪い、など、ハード面が動員できない要因とされていました。
しかし、現在そのハード面は、ほとんどの部分で解消されていますね。
広い客席、駅から近い、駐車場もある。飲食もできる。
逆に言うと、そこまで快適に観戦できるのに、旧球場時代の数字しか上げられない。
もう、追いかけるところは一つしかないでしょう。
本業の充実。 つまり、勝てる野球。面白い野球。
それをファンに見せること。
それしかありません。
オーナーとしては、まず第一にそこについて言及すべきなんですが、
まったくそういう発言を聞いたことがありません。
もちろん、飽きられない球場にすることは必要ですし、するのは当然。
が、優先順位は?
本業ですよ。
そこに言及し、そこに力を注がない限り、この現状はかわりません。
それどころか、旧球場時代よりも悲惨なことになりますね。
具体的に、
旧球場、新球場の昨年までの状況は、
外野右中間の応援席から埋まっていく、 ライトパフォーマンスシートから埋まっていく。
これは、当たり前の状況でした。
が、今季、特に目立つのは、ガラガラのライトパフォ席。
それが、ファンの答えだと思いますよ。
応援し甲斐がない。
そういうことです。
毎日でも来てくれる、コアなファンが激減。
だらりと見物にくるライトなファンがそこそこ。
応援したいと思わせる野球。
それこそが必要。
で、現監督の野球はそういう野球ですか?
そういうことですね。
まあ、結論とすれば、
このオーナーがそこまで本気でこのチームを強くする気があるのか。
面白い野球をする気があるのか。
ファンが求めるものがわかっているのか。
そこに気づくかどうか。
周りにいる者が裸の王様に進言できるかどうか。
そういうことだと思います。
posted by よしだけんた at 07:55|
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