ここのところ、話題らしい話題が全くありません。
現地に行ってはみるものの大きな変化も無く。
こういう状況下でのこのブログの存在意義も重要度がどうなのか?と思ったりもしております。
そういう状況の中ではありますが、最近の話題といえばこれくらいしかありませんが、
少々書いてみたいと思います。
先日より、広島市議会の12月定例会が開催されています。
当然と言えば当然ですが、新球場の話題も以前に比べれば極端に少ないのですが。
それでも、今回の市議会でも2名の議員さんが質問をされております。
内容は3点。
@ 周辺整備と周辺の道路交通問題について
A 広島駅南口B・Cブロックの開発について
B 屋根架けについて
それぞれの質問及び答弁を市HPの録画中継にて見てみました。
まず、
周辺整備についてですが、
先般、中国新聞の記事にもなっておりましたが、
主だった状況には変化は無く、三井不動産との協議が続いているようです。
ただ、このまま計画を進めるのかどうかの判断を1月末までに決定するとの市側の答弁がありました。
あと一月後には、いずれにせよ方向性が見えてくるものと思われます。
周辺道路については、
こちらも以前と状況は変わっていないようです。
駅からの動線に建設される計画のペデストリアンデッキっですが、
こちらも、現在、用地取得等の協議をJR側との間で進めているとのこと。
今年の1月の段階で、予備設計の入札も完了しており、何らかの進捗があるのかもしれませんが
表立った話題には上っていませんので、現状何も情報はありません。
次に、直接球場とは関係ありませんが、
広島駅南口の再開発について。
こちらも、昨今の経済状況の悪化により計画が悉く遅れております。
先日の議会の答弁では、
Bブロック(南口の最も南東側)の開発は、
現在の予定では 平成24年度着工、平成26年度竣工の予定。
Cブロック(球場への動線の入り口。駅東側)は、
今年10月に地元の再開発準備組合が市側に対して都市計画提案を行った模様。
それによると、施工面積、1.9ヘクタールの土地に述べ床面積99900uの商業施設、住宅等を建設。
平成23年度に再開発組合を設定し、事業計画認可の取得に取り組むとしており、
平成25年着工を予定している。
ということです。
これもあくまで現時点での予定ですので、諸々の状況の変化によりまたどう転ぶかはわかりませんね。
そして、三つ目の屋根架けについて。
いやいや、ここに来てこのような質問が市議会でなされるとは思ってもいませんでしたw
本日、市民市政クラブの竹田議員によってされた質問です。
要約すると、
2009年度、2010年度、それぞれ 1試合、5試合の雨天中止の試合があった。
また、天候の不順により数試合は観客の出足が鈍った試合があった。
こういう状況なので、屋根を架ける必要がある。
これには膨大の費用がかかるが、これはカープ球団との費用負担も視野にしていかなければならない。
というような内容の質問です。
市側の答弁としては、
将来的にそういった技術が開発されれば、取り組む可能性もある。
現時点で、建設会社や大学の研究機関が開発研究をおこなっているが実用化に至ってはいない。
また、屋根架けをするに当たっては、天然芝の生育のかめの採光や通風が十分に確保されなければならない。
今後とも、新技術開発の情報収集に努めるとともに、他の施設の芝の管理運営状況についても調査していく。
費用負担については、
建設費用のほか、維持管理費や開閉時の電気代など多くの費用がかかるため、カープ球団と協議する必要がある
というような答弁でした。
まあ、これに関しては、
個人的に屋根架けには100%反対なので、(理由は過去の記事で述べています。)
なるべく、開発もされないで欲しいし建設もしなくていいと思っていますw
そんな中、
この質問の中で、興味深い数字が発表されたので、こちらの方に耳がつられました。
マツダスタジアムの指定管理者には、カープ球団が任ぜられています。
その指定管理業務の収支の数値が大まかではありますが、発表されました。
それによりますと。
年間トータルの球場使用料としての収入が、
486,351,000
プロ野球の試合において入場者が100万人を超える場合に支払われる料金が
57,713,000
合計で、
544,064,000
それに対し、維持管理経費が
247,766,000
最終的に市側に入ってきた金額が差し引き
296,298,000
ということだそうです。
つまり、新球場での一年目の市側の利益が3億円近くに上ったということ。
今までの旧球場でどれくらいの利益、または損失があったのか
残念ながら勉強不足でわからないのですけでも。
で、それを踏まえて。
この質問の中で、この議員さんは、
安定した観客動員を計るためにも屋根架けをしなければならん と仰っていました。
まあ それはそれで一理はあるとは思いますが。
安定した観客動員による総合的な利益と、そのために生まれる莫大な費用を天秤にかけて
果たして屋根を架けることがほんとうに全体として利益になるのかどうか。
そういう疑問に行き当たります。
全体としては、このようなまとめの文章となりました。
久々に市議会を聞いての感想を書いてみました。
直近の話題となりそうなのが、周辺設備の動向。
そして、ベデストリアンデッキの進捗が早く知りたい
ということで。
今日の記事は以上です。