マツダスタジアム2年目のシーズンを先日終えました。
そのまとめの記事でも書いてみたいと思います。
まず。数字から。
動員数は 1,600,093人 前年が 1,873,046人 差が 272,953人のマイナス。
対前年 85.43%
球団別にみると。
今季 昨季 差
巨人 309963 360871 −50908
阪神 302429 355564 −53135
中日 268653 301001 −32348
横浜 240325 223550 +16775
ヤク 217434 341439 −124005
各球団がのきなみ減少するなか、横浜だけが増加。
これは、昨年の横浜戦の日程があまりにも恵まれていなかったこと (週末カードが7/31〜8/2の一度のみ)が、
原因でしょう。
逆に、今季はヤクルト戦が週末カードが一度のみ。しかもその週末カードのうちの一つを雨で流し、
振り替えが消化試合の9/30平日。ここで、11581人という数字。
阪神戦については。
今年も地方での試合が2試合。(米子 6/22.23)
開幕シリースとお盆の試合がで雨天中止が1試合ずつ。
ということで、少し動員が伸びなかったでしょうか。
しかし、日程的にも恵まれていたにもかかわらず、(開幕シリーズ、お盆興行、9月頭の週末、10月頭の週末最終戦)
平日に一万人台があったりと、思うように伸びなかった印象。
ヨミウリ戦について。
日程的に恵まれすぎましたw
3度の週末カード。しかも2度は夏休み中。そんな中での平日カードでは 18000 17000 20000 という数字。
交流戦に関しては、
6月15日の記事 で書いたとおりです。
さすがに、2年目ということで動員のほうも落ち着いてきました。
しかも、チームの成績があんな状況ですから。。
それなりにまともな試合をしていれば、もう少し何とかなったのでしょうけれども。
最後の阪神三連戦などは、相手の優勝争いがあったからこその動員数ですし。
また、日程的にみても
前年は新球場開場年ということで、GWや夏休みの日程がかなり優遇された感がりました。
今季はそれほど良い日程ではなかったこともあり同等には比較できない部分もあるのですが。
そういった面も含めて二年目の減少に繋がったのかなと思います。
数字からみた総括はこんなところです。
次に設備等について。
大きく変更になったところを挙げると。
@レフトバルコニー席を改修して、ファミリーテラスとパーティーデッキの席を設置。
A三塁側奥の指定席Aを鯉桟敷席に改修。
Bセンターハバックスクリーン裏のコンコースにパーゴラを設置し緑のカーテンに。
Cセンターウッドデッキに天谷人形を設置。
Dセンタースコアボードと内野スコアボードのボールカウント表示をSBO→BSOに変更。
Eセンタースコアボード内に、新たに中継用のセンターカメラを設置。
座席等の運用では。
@ネット裏砂かぶり席のスポンサーが東芝からビックカメラに変更。
Aライトスタンド下、スポーツバーの運用を、30分入れ替え制から団体予約席に。
球場周辺では。
@一塁側球場外に公衆トイレを設置。
A駅からの動線及び大州通り沿いにローソンが出店。
と、大きな変更点はこのような感じでしょうか。
こうやってみると、かなりの数の変更がなされています。
が、逆の見方をすれば、始まってまだ2年目でこれだけの大きな変更をしてしまうと、
まだまだ長いこの先ですが、ネタ切れになりはしないのかw と心配ではあります。
席の変更などは、戦略的にはもう少し小出しにしてもよいのでは とw
まあ、新球場効果の観客動員があって余剰の予算があるうちにやってしまおうという魂胆なのかw
少し前の話になりますが、先日のRCCのニュースでは、2年目のマツダスタジアムは?というテーマで特集を組んでいました。
その内容を少しご紹介。
まず、来季の座席について。
球団職員の話によれば、
前季・今季と、やたら空席の目立ったビジターパフォーマンス席ですが、
それに対応するために面白い席を作っていけたら という予定があるようです。
来季の目玉は、ビジパフォの新座席となりそうです。
次に。
JRの赤ヘル切符の売れ行きは全体では前年比92%にとどまる。
しかし、新幹線については、前年とほぼ同じくらいの売れ行き。
より、遠方からの観客が足を運んだようです。
駅前の臨時売店の売上は、前年比80%ぐらいにとどまったようです。
単純に観客動員数の減少があったことは事実ですが、それ以上に、
観客もお金の遣い方が段々わかってきたのではないかと勝手に想像しています。
食べ物飲み物は敢えて購入しないで家から持参したりとか。
また、より球場に近い場所にコンビニが出店したり競合も増したのかと。
周辺の飲食店のインタビューでもコンビニの影響は大きいとの発言も。
球場内の飲食。エームサービスによると。
プロデュースメニューでは、合計で21選手のメニューを販売。
中でも、廣瀬選手のメニューは毎試合200食以上は出る人気のメニューだったとか。
また、この夏の猛暑の中で、一日5000食売れた日もあったというカキ氷が大人気だったとか。
来季に向けての課題は、季節メニューの充実。
春先の寒い時期にいかに温かいメニューを提供できるかということらしい。
場内のグッズ売り場。
広島駅に近いということで、ここに立ち寄り観光のお土産として
カープグッズを買い求める客が多くなったとのこと。
課題として挙げられたのが、
グッズやチケットの代金決済にクレジットカードが使用できないこと。
利用客からの問い合わせなど多くの声が寄せられているとのこと。
が、これをやろうと思えば、現在どういうPOSシステムが導入されているのかわかりませんが
システムの組み換えが必要になりますね〜。
また各クレジット会社との契約、そうすることによる、クレジット会社への手数料の発生 と
余分な経費の増加も。
こういう状況を踏まえて球団側がどう対応していくのか来季が見ものです。
と、いろいろ書いてみましたが。
結論としては、
最大のファンサービスは チームが強くなる事。
これに尽きると思います。
とにかくチームの成績がアレでは、いくら新たな席を作ってもグッズを開発しても
飲食のメニューを考えても。 ・・・・・・・・・。
球団は、最も力を入れなければならないところに全力を注入していただきたいと思います。